ヨーロッパの車事情2021秋

投稿日時 : 2021/10/26 17:30

「テスラは、ウォールストリートで1兆ドルを超える」
経済紙Les Echosのウェブサイトより。

月曜に発表された報告によると、2021年第三期にヨーロッパで販売された自動車で、もっとも売れたのがテスラ社の自動車で、初めてEV車が売り上げナンバーワンとなったという。これまで人気だったルノーのクリオなどを抜いた。ヨーロッパでは日本よりもガソリン車に厳しい規制や明確なロードマップがあり、ハイブリッド車やEV車の販売が増えているという。

コロナ禍の影響ももちろんあり、世界的な部品不足や、メーカーの戦略もある。さらには、お金を使う機会が減ったお金持ちが貴金属や高級品を買っているように、車も買っているという見方もあるという。

テスラ車は日本ではほとんど見かけなく、日本では経済紙でもほとんど話題にされていないが、フランスでは今日の大きなニュースの一つだ。さらに、ウォールストリートでは時価総額が1兆ドルを超え、Apple, Microsoft, Saudi Aramco(サウジアラビアの国営石油会社), Google, Amazonについで世界第六位の会社になったという。

さらに、ヨーロッパではSUVがすでに半数近くの販売台数を占めているといい、ここでもテスラ車がよく売れているという。この傾向は今後、アメリカのようにSUVとEV車の新車販売がメインストリートになりそうだという。軽自動車が幅をきかす日本とは違う景色だ。