始まったばかりのフランス政治劇の新シーズン。

投稿日時 : 2024/10/03 17:30

「マクロン大統領の罷免プロセスは、国会で最初のつまづき」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

フランスの国会での新首相の演説のあと、野党などは攻撃態勢になりつつあるが、具体的な政策などはほぼ言及しておらず、今後どのような法案や予算案が政府から出されるかで、さらに動き出すことになる。

デモなども予定されているが、これも具体的な法案など、はっきりとした攻撃対象が決まらないうちは本格的にならないとされる。

そして、夏からすでに話題になっており、極左政党が提出していたマクロン大統領の罷免手続きだが、9月17日に提出された際には受理はされていたものの、昨日、国会内の法制度委員会では、69票のうち54票の反対で、罷免手続きは却下された。

しかし、手続きはこれで終わりではなく、今後二週間以内に、国会の政治グループの会合で、次の過程、つまり国会議会での審議に進むかどうか決めるという。

さらに、大統領の罷免手続きというのは、さらに長い道のりで、もちろん、簡単に罷免できるようにせずに、確実に議論を重ねるということで、まだまだ多くの過程があるという。さすがに、実際に罷免となるとは一般的には考えられていないが、その手続きが長引くことが一つの政治戦略となっているようだ。