ソルドと環境問題

投稿日時 : 2019/01/11 17:00

2019/01/09, FRANCE 2朝のニュースから。

パリをはじめとした都市でソルドが1月9日に始まったが、その朝の番組では、「低価格での衣服の過剰な購入は、航空機・船舶による温室効果よりも重大ですよ」と警鐘をならしていた。

大手地方新聞、「Ouest-France」などでは、さらに詳しい記事がある。

そこでは、L’Agence de l’environnement et de la maîtrise de l’énergie (Ademe:環境とエネルギー管理局)などからの情報などを紹介。ソルドの時期に、年間でフランス人一人あたり9kgの衣服が購入され、そのうちの3kgがリサイクルに回されるという。また、15年前に比べて、フランス人の衣服購入は60%増えたが、購入した衣服を使っている時間は半分以下になったという。これが地球環境に影響を与えないわけはなく、繊維産業全体が出す温室効果ガスの総量が、航空・船舶交通のそれを上回る原因とされる。

繊維産業が出す温室効果ガスの半分は、その生産過程だが、残りの半分は、消費者が衣服を洗ったり、乾かしたり、アイロンをかけたりする時のものだという

ouest-franceより。