フランスは終わりが見えた?

投稿日時 : 2021/05/27 17:30

「ブリュノ・ルメール経済相は、夏のソルド開始を6月30日からと提案」
Le Figaro紙のサイトより。

日本がいまだワクチン接種と言えば、高齢者だけではなく、医療従事者の接種数も話題にしているが、フランスはすでに全国民の35%が最低1回のワクチン接種を終え、段階的デコンフィヌモン(ロックダウン解除)の次の段階、6月9日を見据え、さらには6月30日に完全に日常が再開するのも現実的になってきている。

先週のデコンフィヌモンの第一段階から10日も立っておらず、場所によってはとても「密」なテラスなどもあり、不安もあるようだが、それでも全体的には、今度こそ完全に日常を取り戻そうという空気だ。少なくとも、このまま夏、つまりバカンスをなんの足かせもなくすごそうという意気込みすら感じられる。

フランス政府も、すでにワクチン接種キャンペーンは終わり、次は、日常の再開を見越した動きに移っている。政府は、外食産業やホテルなどに大規模な追加支援策を発表し、経済相は、6月23日に予定されていた今年の夏のソルドの開始時期を1週間ずらして、6月30日にするという案を発表した。

こうなると、今年の6月30日は、かなり特別な日になりそうだ。