シロイルカを救え。

投稿日時 : 2022/08/09 17:30

「救出：ベルーガ（シロイルカ）は、結局、イギリス海峡に輸送される予定」 Libération紙のウェブサイトより。

フランスでここ数日メディアに取り上げられているセーヌ川に迷い込んだシロイルカ。

当初は、動物を尊重して、麻酔銃で眠らせて、強制的に海へ運ぶことは考えておらず、新鮮な魚をあげたり、栄養注射や薬などを遠隔で打ったりしながら、刺激することなく、注意深くシロイルカの様子を観察していた。

一時は痩せてきたとか、皮膚に異常がみられたり、元気がないようだとか、様々な状況が伝えられていた。最新の状況では少し元気を取り戻し、少し遊ぶ様子を見せてもいるという。ただ、思ったように海の方に向かう気配はなく、現在はパリから70キロのところで、比較的落ち着いているというが、食欲がない原因がわからず、淡水の川はそれ自体ではそこまで問題ではないが、この暑さと、海とは違って海流がない場所は、必ずしもよいとは言えないという。

ついには、動物の状態はこれ以上まってもよくなく、なんらかの手段で捕獲して海に戻す方針で関係者が動き出したそうだ。また、一つの可能性として、原因不明の食欲不振では海に戻しても生存するかわからず、安楽死という選択肢もあったが、それは動物自身の尊厳に関わり、人間が決めることではなく、その案は（現時点では）却下されているという。

輸送されるとすれば今日、明日にでも行われるという。

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