年金制度改革問題:新しい章の始まり

投稿日時 : 2020/01/24 18:30

「スクープ:年金制度改革問題。影響調査の数字には嫌な数字がある」
Les Echos紙のサイトより。(画像は年金担当副大臣)

本日、パリ市などでは再び地下鉄やバスで大規模ストライキ、小中学校などでも一部の教職員はストライキ、ゲリラ的な停電も戦略的な場所(工場やゴミ処理所など)で計画中。さらにパリではデモも予定されている。

一方、政府側は、閣僚会議で、年金改革法案の詳細を公表。審議。すでに一部メディアではその内容を伝え、早速組合側などが納得しないであろう点を挙げている。

経済紙 Les Echosでは、年金に使う予算がPIBの13%に下げることや、基準年齢が65歳(現在は62歳)にまで引き上げられることなどを挙げている。12月の始めは政府案が公表もされない前からの反対運動であったが、政府案が具体的になり、細かな数字も出されたことで議論も進むのか、さらに細かくなりややこしくなるのか。いずれにしても、収束の方向すらみえないまま、春を迎えそうだ。