フランスには入学式も卒業式も運動会もない。

投稿日時 : 2020/09/01 18:00

今朝のニュース専門チャンネル CNEWSより。
新一年生の親も校内には入れない。

本日がフランスの学校の新年度の初日だ。マクロン大統領も、若者向けにインスタグラムやツイッターで励ましの言葉をおくった。

フランスの学校(幼稚園から大学まで)では、入学式も、卒業式も、運動会もなければ、生徒による清掃も給食当番もなければ、部活動もない。学校は勉強するだけ、それだけのところだ。

なので、本日はただ単に、最初の日、というだけだ。それでも、3月のコンフィヌモン(自宅隔離)から、実質的に学校にいけないままに年度が終わっての新年度。しかも中学生以上は生徒もマスク着用が義務という状況で、メディアも大きくこの特別な始業日をとりあげている。

とはいえ、それ以上のニュースがあるわけでもなく、小学校に関しては、通常ならば新一年生などの親も学校内に入ることができるはずだが、感染症対策のため、大人は校内に入ることは認められず、いつもよりも親と別れるのをいやがる一年生が多いようだ。

今朝のニュース専門チャンネル BFM TVより。
地方の中学校は屋外で始業前にオリエンテーション。

子どもたちはといえば、半年ぶりに友だちと一緒に学校にいけることでうれしいというのが大半のようで、政府の対応や学校での対策については教師や学校側、そして親たちは騒いでいる人もいるが、学校自体は多少環境が変わっているが、そこまで実際は混乱していないようだという。

今朝のニュース専門チャンネル BFM TVより。
小学生はマスクは着用義務ではなく、教員のみ着用。
それ以外はいつもの風景だという。