フランスの女性首相はようやく動き出した?

投稿日時 : 2022/10/24 17:30

「エコロジー計画:危機にもかかわらず、エリザペット・ボルヌ首相は“グリーンなフランス国家”を約束」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

イギリスの女性首相は就任後2ヶ月足らずで辞任を表明したが、フランスの女性首相、エリザペット・ボルヌ氏は、金曜日、会見を開き、就任から5ヶ月経って、「やっと」、当初「エコロジー計画のための首相」と言われていた計画の内容を発表した。

会見では、六つのテーマと、22の重点ポイントを発表した。テーマは、移動、住居、食事、生産、消費、エコシステム(土壌、森林、水、海洋)の保持だ。

ただし、首相自身が「複雑だ」というように、単純明快で具体的なものは提示されず、例えば、2024年の初めには、電気自動車を月に100ユーロで使えるように整備するというものがあるが、よりエコロジーなフランスという大きな目標は、具体的にはまだ見えてこない。

一部のメディアは、具体案がないところを批判するものもあるが、他のメディアでは、方向性や姿勢は評価されるべきとし、今後の政府の取り組みに期待するという見方もある。