自転車大国になるフランス?

投稿日時 : 2022/09/20 17:30

「自転車プラン:政府は、2023年予算に、2億5千万ユーロ(約400億円)を投入する。」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

パリの新聞、Le Parisien紙がスクープとして今朝、報じたところによると、本日、ボルヌ首相は、政府の新しい方針を発表するという。

それによると、自治体に2億5千ユーロの予算を組んで、自転車専用レーンや駐輪場の整備を進め、自転車が使いやすい環境を整えるという。

脱炭素化、エネルギー価格の高騰、大気汚染対策、働き方の変化などなど、フランスに限らず、ある程度の全ての先進国が直面している問題の解決の一つが自転車だが、フランスはこの方向に進むようだ。

もちろん、自転車だけが解決策ではないし、どこまで重要なものかも確かではないが。パリ市内では、自転車通勤や移動が多くなり、限られたスペースの道路では問題も生じている。もちろん、自転車関連の団体は歓迎しているが、今後、なんらかの反動や余波があるかもしれない。

また、政府のこの方針も、信念があって進めているのか、この程度しか国民に受け入れられる政策を提示できないのかという見方も見られる。