史上初の10月

投稿日時 : 2022/11/01 17:30

「ムートでは、2022年までは、10月に霜が降りなかったことはなかった」
仏版Huffpostのウェブサイトより。

本日、11月1日はフランスではToussaintの休日。日本語では「諸聖人の日」と呼ばれるお盆のような日で、菊を持って墓参りをする。が、日本ほど、墓参りをする人は多くはなく、どちららかというと、秋のバカンスのような感じだ。

また11月1日から変更になるものなどもあり、年金支給額の調整(インフレを考慮した上昇)や、燃料費の補助など、今年は特別なものの他、Trêve hivernale(直訳すると冬場の休戦)と呼ばれる時期が始まるタイミングでもあり、家賃の滞納などがあっても、冬場は住居の強制退去が原則できない期間の始まりでもある。

昨日、フランス気象庁が発表したところによると、フランスで最も寒い地域として知られているムート(Mouthe)では、1880年からの観測史上初めて、10月に霜が降りなかったという。フランス気象庁は、長期予報も発表したが、あまりはっきりとした傾向は断言しないものの、10月が異常な暖かさだからといって、この先も暖かいとか、逆に反動で寒くなるということでもないようだ。

そもそも、10月がこれほど暖かくなるという予報もなかったが。