シルバーでも

投稿日時 : 2019/04/11 18:30

ニュース専門TV局 LCIのサイトより。「4月11日(木)、年金生活者もデモに」

毎週土曜日はジレ・ジョーヌのデモ、金曜日は環境問題のデモ。そして本日、木曜日は、年金生活者がパリでデモをする。

これは、マクロン大統領が就任してからすでに7回目で、9の労働組合などが企画した。要求はもちろん、年金生活者の暮らしが厳しいことで、税金や援助など、国からの手助けを訴える。

ジレ・ジョーヌの運動にも加わっていた年金生活者だが、今回は年金生活者だけ、そして組合などがまとめ役となってデモが行われる。

こうした大きなデモは、パリでは週に数回あることもある。公共の場でデモをすることでその場でのアピールができることはもちろん、こうした機会にメディアもその問題を取り上げる。単にデモがあったというニュースだけではなく、どんな問題があるのか、その分析も含めて取り上げている。

今回では、年金生活者の生活の苦しさや、年金政策の実情などがわかるし、環境問題では、若者たちの環境問題に対する意識、ヨーロッパ全体、フランス国内での環境問題への取り組みなどがわかる。

デモ自体は、ある問題に関する市民の意思表明だが、その機会に、その表明先(政府や自治体、あるいは他の組織など)の立場もわかり、第三者の客観的な立場としてメディアでの取り上げ方もみられる。そして、その問題は、その社会が抱えている現実的、切実とも言える現実的問題だ。