大統領の戦略

投稿日時 : 2023/05/16 17:30

「“渦巻き戦略”:年金問題から次に進むため、エマニュエル・マクロンは攻めの姿勢」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

昨日、民放局TF1の夜のニュースでインタビューに答えたマクロン大統領。連日矢継ぎ早に様々な政策などを発表しているが、さらに昨晩のインタビューでは、「新年金制度以外の」政治課題を積み上げた。

先日までパリを電撃訪問していたウクライナのゼレンスキー大統領の訪問を受け、新たな武器の支援をすると発言したが詳細は語らず。そして2027年までには、「中流階級」向けに20億ユーロの減税を実現するとしたが、これも詳細は語らず、政府からの提案を求めたというにとどまった。また、食料品のインフレについても、この秋までには解消されるべきと発言。

新年金制度については、以前からの態度を変えず、将来のために正しいことをしているとし、就任から一年を迎えたボルヌ首相についても、勇気と決断力をたたえるとした。

もちろん、野党側や組合側からは猛反発で、メディアでも厳しい意見が多い。明日からは、コロナ禍以降、完全に以前のような状況でカンヌ映画祭が開催されるが、フランスの国内政治に関する何らかの動きがあるかもしれない。