不人気の大統領。

投稿日時 : 2025/01/27 17:30

「エマニュエル・マクロンは不支持の記録更新:フランス国民の79%が不満」
地方紙Midi Libreのウェブサイトより。

土曜日に発表された世論調査によると、マクロン大統領の支持率が記録的な低さだったという。

それを報じるメディアによっては、支持率が21%しかない、というものもあれば、79%が不満とするものも。

ここ何ヶ月もなりを潜めるかのようにあまり表だった動きが伝えられないマクロン大統領だが、それでも、あるいはそれゆえに、支持率は下がり続けており、コロナ禍前の「ジレ・ジョーヌ運動」の時よりも下がっているという。

極左政党LFIなどは、大統領の辞任、そして大統領選挙の前倒しを求めているが、これまでは余り現実味がないとされてきたが、2027年まではまだ長く、何があるかわからない。大統領周辺では、補佐官なども辞め始めていたり、大統領を支持していた政治家なども、距離を取り始める動きもみられている。

年末に、マクロン大統領は、何らかのテーマで国民投票を行うとしているが、春に実施されるというこの国民投票のテーマ、そしてその結果に大統領はかけているともされる。

また、フランスの歴代大統領は、歴史に残る業績を残したがる傾向にあり、マクロン大統領も、すでにパリ五輪を成功させたり、ノートルダム大聖堂の復興もやったといえるものの、任期中にまだ大きなことをやりたいともされている。今年に入って取り上げられている、大規模な修復が必要とされるというルーブル美術館についても、大統領が肝いりで進めるともされている。