大統領の電撃発表・訪問

投稿日時 : 2024/05/22 17:30

「ニューカレドニア危機:エマニュエル・マクロンは対話の“ミッション”のためにヌメアに向かう」
国営メディアFrance Infoのウェブサイトより。

昨日、定例の閣僚会議で、マクロン大統領が突然発表したのが、一週間近く暴動が続いているフランスの海外県、ニューカレドニアに、今から向かう、というもの。

もちろん、フランスのメディアではそれ以降、昨日は大騒ぎだった。この情報は、大統領の周辺でもごく一部にしか伝えられていなかったという。もちろん、メディアには全く情報は漏れていなかったようだ。

リアクションは、状況が深刻なところに24時間近くもかけてわざわざ大統領がいくまでもないとか、現地でのセキュリティも確保できないというものから、行動をたたえるものまで。さらに大統領からは、「対話の状況をつくるため」とか、「大統領としての責任感」という曖昧な表現でしか目的や意図が伝えられておらず、実際にマクロン大統領が現地でどのような成果を上げるかは不明とされる。

日本ではもちろん、大統領の電撃発表・訪問は報じられているが、昨晩フランスのメディアはかなり大騒ぎで、これから始まる訪問が終わるまでもそのようで、フランス国内の政治の話題などが一気に吹き飛んだ感じだ。