新しい時代の始まりの始まり

投稿日時 : 2022/03/04 17:30

20 Minutes紙のウェブサイトのキャプチャ。

昨日のフランスは大きめのニュースが多かった。

キャプチャをとった20 Minutes紙のトップニュース一覧から:
・ジャン=ピエール・ペルノーの氏;「娘、ルーは“皆さんからの愛にありがとう”」「TF1では多くのオマージュ」「ジャン=ピエール・ペルノー、地方と反パリ中心主義の伝道者」
・Covid-19:「イギリスの若者の2.7%は長期化コロナにかかっている」「3月14日はワクチンパスとマスクの着用義務の終了」「世界保健機構が警鐘をならす、コロナで脅かされるメンタルの健康」
・大統領選2022:「ヤニック・ジャド陣営からサンドリーヌ・ルソーが除外」「マクロンが“フランス国民への手紙”で正式出馬表明」「マクロン候補者の強さと弱さ」

もちろん、ウクライナ情勢も常に報道されているが、国内ニュースでは大きな動きがあった。

日本で言うと、かつての民放の朝の顔であった徳光さんだろうか。フランスのお昼のニュースの顔で、地方のマルシェや習慣、伝統行事など、地方のニュースを多く紹介していたJPP(ジーペーペー)こと、ジャン=ピエール・ペルノー氏が亡くなった。数年前に現役を引退していたが、肺がんで亡くなったという。

マクロン大統領は、地方紙に「フランス国民への手紙」という形で大統領選挙への正式出馬を表明した。出馬することは確実とされていたが、ウクライナ情勢があるなか、異例の形となった。この後、12日にマルセイユで集会を予定しているが、これもウクライナ情勢次第でまた中止になる可能性もある。もちろん、他の候補者たちは、現大統領という立場を利用しているなどと非難をしている。

大統領選挙関連でいうと、左派系統の予備選挙で選ばれていたトビラ氏が、公式に候補になるための市長からの後援サインが規定の500を得られずに立候補を断念したが、他の候補への支持は発表せず。これで候補者はそろったことになったが、どの世論調査でもマクロン現大統領が最有力候補であることはかわらない。

そして、コロナ関連の大きな話題が、ジャン・カステックス首相が発表した、3月14日で実質(ほぼ)完全に日常が戻るという話題だ。3月14日で、マスクの着用義務がなくなるだけではなく、ワクチンパスも解除される。ただし、公共交通機関や病院などは例外だが、職場や学校、カフェやレストラン、映画館や劇場、店舗でもワクチンパスもマスクも必要でなくなる。