あと7日。

投稿日時 : 2020/05/04 18:00

「隔離解除:労働省が企業向けの仕様書を公表」
経済紙Les Echosのサイトより。

フランスはあと1週間後の5月11日に「隔離解除(déconfinement:デコンフィヌモン)」を始める(あくまでも予定で、5月7日(木)に最終的に決定される。5月8日は休日なので)。

それに伴い、労働省は日曜日にウェブサイトで一般企業に向けた仕様書を発表した。これは、「労働者の健康と安全を確保するため、企業のためのプロトコル」だ。

これによると各職種別の細かな指導があるが、例えば、オフィスでは、一人当たり最低でも4平方メートル(つまり、2m x 2m)の空間を確保(エレベーターでも。つまり狭いエレベータでは実質一人)し、最低でも3時間に一度は15分間空気を入れ換えること、トイレやドアノブは定期的に消毒、出来ない場合は付近にアルコールジェルを配置、職場で空間が確保出来ない場合は、会社が社員にマスクを配布すること。などなど。

一方、これまで国が完全に管理していたマスクもスーパーなどでの小売りが解禁される。11日からの学校再開についても、細かなルールが決められてきた(一クラス15人、昼食のルール、手洗いなどなど)が、どこまで現実的かはまったく不明で、すでに様々な批判がでてきており、多くの市長が準備期間が短すぎると反発。

それでも日本の状況からみると、フランスの決断と対応の速さからは見習うことがあるように見える。