フランスで、コーンフレークってゆうたら。

投稿日時 : 2020/06/04 17:00

Youtubeより。Le Complexe du Corn Flakes by -M-

フランスは二ヶ月近くのコンフィヌモン(自宅隔離)が終わり、バカンスも目の前ということもあって、なんとなく開放感にあふれている。

日本ではあくまでも「自己責任」による、「自粛」だったので、フランスをはじめとした欧米で見られた医療従事者への支援(窓辺から毎晩の拍手や物的サポート)もあまりみられなかったし欧米のようにアーティスト達のオンラインでの活動もあまり目立っていなかった。

フランスでは、早くから歌手などがSNSで「レステ・シェ・ヴ(Restez Chez Vous:Stay Home)」を支援しようと、自宅から音楽を提供したりしていた。なかでも、活発だったのは、1990年代から、「フランスのプリンス」とも言われたことがある、-M-(エム)こと、Matthieu Chedid(マチュー・シェディッド)だ。

-M-のオフィシャルウェブサイト

このコンフィヌモンの期間、そしてその後も、彼は定期的にFBで自宅スタジオから生配信をしたり、Youtubeでもその動画を投稿している。他のアーティストでもYoutubeで少し歌っていたりするが、彼の場合は、かなり本格的な配信だ。音楽で人びとを元気にしようという心意気が伝わってくる。

アーティスト名の-M-(エム)は、マチューのMでもあるが、動詞「aimer(愛する)」の命令形「aime(エーム)」と同じ発音で、まさに愛に溢れる音楽、といっては陳腐な表現になるが、音楽を愛するアーティストだ。

その代表曲の幾つかは、フランスの10代から40代は一緒に歌える曲があり、その一つがまさに、「Je dis Aime」(僕は、愛せよという:(エーム、Mとかけている)で、もう一つが、昨日公開された「Le Complex du Corn Flakes」のスタジオライブバージョン。

Youtubeより。トレードマークのピンクのギター

日本では昨年末にコーンフレークをネタにした漫才コンビが人気だが、フランスのロックの「コーンフレーク」は、すでに20年以上前からのヒット曲だ。