あと8日！

投稿日時 : 2021/05/11 17:30

昨日、月曜日、フランスの保険担当大臣は、感染状況の改善などを確認し、予定通り、5月19日にはカフェやレストランのテラス席の営業再開や劇場や映画館などの再開を再確認した。

フランスの外食産業は、実に７ヵ月半の営業停止期間の後の再開で、失業保険や休業の補償がしっかりしており、ここまでほとんど不満は聞こえてはいない。それでも、この期間で閉店したところがあるのも事実で、他の仕事に転職した人なども多く、営業再開（テラス席だけで、人数制限も時間制限もあるももの）とはいえ、人手の確保が問題となっているところも多く、地域によっては急遽、スピードデーティングのように一斉面接をしたところもあるという。

政府はさらに、細かなロードマップをしめし、すでに確定した来週のテラス再開の次の段階、6月9日から施行される措置も具体的に示した。それによると、6月9日からは、一テーブルあたり6人までという制限はあるものの、屋外のテラスは100％使えることになり、夜間外出制限の開始も21時から23時までとなる。さらに。室内も50％ではあるが営業再開できることになるという。

また、映画館などは人数制限は最大で定員の35％または800人という指標が決められた。

外食業界の関係者によると、コロナ禍で10万から13万人の人手が業界から出て行ってしまったといい、人手の確保も今後の問題となる。もちろん、移動制限がなくなった後の、今週末と来週末の連休でのフランス人の動向と、19日から「自由を取り戻した」フランス人の振る舞いも今後を左右するだろう。