フランスの新聞ははっきりと物言う。

投稿日時 : 2022/04/07 17:30

「極右:前代未聞の危険」
4月7日付けのLibération紙の表紙。

大統領選挙の第一回投票まであと3日。決選投票に残る二人は、マクロン現大統領と極右系のマリーヌ・ルペン氏が本命で、極左系のメランション氏がどこまで追い上げるかがポイントとされる。

毎日のように様々なメディアなどが独自の世論調査などを発表しているが、ある調査では、ルペン氏の得票率がマクロン現大統領の得票率を上回る可能性も高いと分析するものもあったりする。マクロン現大統領の陣営も、数日前から支持率が下がっているという調査結果が多いことなどもうけて、ルペン氏をターゲットに絞って選挙戦を繰り広げている。

ここへきてのマリーヌ・ルペン氏の追い上げの勢いを受け、左派系の新聞、Libérationでは、表紙でその「危険」を大きく取り上げた。その表紙の見出しでは:

「世論では悪魔化されているが、マリーヌ・ルペンは、2017年よりも有利な波に乗っている。第一回投票まであと三日、エマニュエル・マクロンの陣営は戦々恐々としている。」