あと10日。その先も。

投稿日時 : 2022/04/14 17:30

「敗北のあと、左派は裏で議会選挙にむけて準備」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

あと10日になったフランスの大統領選挙の決選投票。マクロン現大統領もルペン氏も、それぞれの陣営が相手を批判する発言や、支持者を集めようとする発言をしている。

そんななか、またもや蚊帳の外におかれた左派系勢力ではあるが、第一回投票で記録的な20%越えの得票率となったメランション氏が率いる極左政党は、次は6月に行われる議会選挙にむけて動き出している。

社会党はいうまでもなく、エコロジー政党も共産党も支持率が低迷しており、「不服従のフランス」党が左派系勢力の中心となったといえる。そこで、6月の議会選挙での選挙協力についての交渉などを裏で始めているという。もちろん、メディアの取材などでも、そのような発言や探り合いが始まっており、場合によってはメランション氏が首相になるというシナリオもまことしやかに語られている。

一対一の決戦になった大統領選挙ではあるが、いずれにせよ6月の議会選挙を経てフランスの政治状況は変わることは必至で、二人の大統領候補も全体を見据えたラストスパートになってきたようだ。