フレンチ・ユーモア

投稿日時 : 2025/01/29 17:30

ドイツの極右政党のポスターを紹介する情報番組Quotidienから。

日本でも一部のメディアなどでは少し取り上げられているが、フランスのメディアでは割とよく取り上げられているのが、トランプ新大統領が再任したからのイーロン・マスク氏の動向。

トランプ新大統領の就任の日に、公の場でナチス式敬礼ともとられる仕草を行ったことは、まずかなり大きく取り上げられたが、もちろん、あれはやはり「ナチスに傾倒している」との憤りがある一方で、マスク氏やトランプ新大統領の一挙一動に騒ぐよりも、もっと根本的な問題を語るべきだというものまで様々な見解がでていた。

とはいえ、マスク氏の動向もその後も報じられている。ドイツの極右政党とマスク氏の関係もしかり。

そこで、日本で言うところのワイドショー的な夕方に放送されている情報番組Quotidienでは、ドイツの極右政党はどういう所かよく分かるようにポスターを見てみましょうと、極右政党AfDの三枚のポスターを紹介。その三枚目を紹介したのが上記の画像。

ポスターには、「我々はあなた方の子どもを守ります」とある。
そして司会者でジャーナリストのヤン・バルテスは、「ほら、両親が腕で作っているのは家の屋根ですよね。」「けど、この両親はこわーいですね」と紹介。

この番組は2016年から放送されているが、司会者でジャーナリストのヤン・バルテスはそれ以前にも、別の番組で、風刺とユーモアを込めた時事解説などをしており、Le Parisien紙を引用しているフランス語のウィキペディアによると、この番組の編集方針は、「親LGBTで、アンチ極右極左」であり、バルテス氏は「ヒューマニズム、反人種主義、自由と平等、そして報道の自由」を大切にしているという。