ストライキの季節の始まり。

投稿日時 : 2022/09/21 17:30

「オルダン、ドゥヴラン、ヴァレンシエンヌのステランティス自動車工場でストライキ:“9月27日に向けてプレッシャーをかけるんだ”」
国営地方テレビ局France 3のウェブサイトより。

すでにもう一週間近く、9月15日から、フランスのステランティスグループの自動車工場では従業員のストライキが発生している。フランス北部のオルダン、ドゥヴラン、ヴァレンシエンヌの工場で、これは9月27日に予定されている管理側との会合の向けて、プレッシャーをかける狙いだという。

組合側の要求は、月額の給与の400ユーロ(約6万円)の賃上げや、非課税の6000ユーロ(約100万円)のボーナスだ。これは、もちろん、マクロン政権が始めようとしている年金改革や、昨今のインフレ事情などもあるが、2022年の第一期には記録的な営業成績があったのに、それが給与に反映されていないという事情もあるという。また、労働環境についても、超過労働についても不満があり、割と大規模なストライキとなり、生産にも影響し始めているという。

仕事も学校も、生活も通常に戻り、バカンスも通常に戻ってきたフランス。労働組合の活動も次第にコロナ前の通常に戻りつつあるようだ。