フランス人と銀杏

投稿日時 : 2021/10/21 17:30

「ルーアン：年に一ヶ月、嘔吐物の不快な匂いをだす木」
20 Minutes紙のウェブサイトより。

日本では紅葉の季節の普通の出来事が、フランスでは新聞が解説をするほどだ。これは、銀杏の木の実から出る匂いだ。これは、ルーアン市が2001年に植えた銀杏の木で、オランダの業者に手配して植えたものだというが、そもそもはもちろん、銀杏の木には雌雄があって、女木が実をつけて匂いが出ることはしっていたので、すべて雄の木を購入していたはずだった。ところが、41本購入したうちの19本が実は女木で、5年ほど前から成長して実をつけるようになって、匂いが出始めたという。

早速、住民や近くの大学に通う大学生などから、市には苦情がきているというが、すでに成長した木をいまさら切ることはできないという。

フランス人にとってぎんなんの匂いは、「パルメザンチーズや、古いバター、あるいは、嘔吐物」の匂いにだという。

先日は、日本人にとっては逆に嘔吐物や足の裏の匂いともいわれるフランスを代表するカマンベールチーズが、ついにフランスでの消費量がイタリアのほぼ無臭のモッツァレラチーズに抜かれたと話題になった。フランス人も匂いに敏感になってきたのだろうか。

ちなみにこの話題を取り上げたメディアで、日本では食べるということを書いているものは見つけられなかった。

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