フランスで学ぶ亡命者

投稿日時 : 2019/04/12 18:00

FranceTvInfo.frのサイトより。
「フランスに亡命した2000人の学生が、新年度から国家奨学金を受け取るだろう」

今朝のFrance Infoが、本日、高等教育担当大臣が、ストラスブールで発表すると伝えたのは、フランスに亡命している学生たちに国家奨学金を与えるというニュース。

大抵は戦時下の国からフランスに亡命してきたこうした学生たちは、フランス語圏でないので、フランスの大学に入るには、まずはフランス語を大学レベルに上げて大学入学資格(diplôme universitaire : DU)を取得しなければならない。ところが、これまでは、この資格は、国家資格ではないので、CROUSなどが募集している経済状況を考慮する奨学金の条件には当てはまらなかった。

9月からの来年度からは、DUが必要なのは変わらないが、亡命している学生たちは、その経済状況を考慮されての奨学金を受けることができ、学生寮に入ることや、学食の利用も可能になるという。

これまでの状況が「異常であった」と政府関係者が話しているという。

対象となるのは、2000人と算出されており、これで大多数の亡命学生が恩恵を受けることになるという。そしてこの予算が800万ユーロだそうだ。