またか。

投稿日時 : 2022/11/09 17:30

「購買力のためにパリ地下鉄公団でストライキ:木曜日は、地下鉄やRERは避けるべき」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

明日、11月10日(木)、パリの地下鉄では、かなり大規模なストライキが予定されている。複数の労働組合では「地下鉄ゼロ」などというスローガンで、大規模なストライキを求めている。

ストライキ予報でも、完全自動運転の2路線は除いて、半数近くの路線では完全にダイヤがストップするとされていたり、他の路線でもラッシュアワーのみの運行などが予定されている。

このストライキは、特に政府の法案などに反対するものではなく、賃上げや労働環境の改善を求めるものだ。今後、政府が年金改革などを進めると、さらに今後のストライキは大規模になる可能性もある。そして、すでに発表されているが、パリ地下鉄公団の新しいトップには前首相のカステックス氏が就任することになり、その動向も注目されており、今回のストライキは、政府に対して、新しいトップに対して、牽制をかけるというストライキだという見方もある。

先日も大きくメディアで取り上げられた運転手不足による混雑やダイヤの乱れも解決しておらず、パリの地下鉄の状況は不安定なようだ。