フランスはビールのCMはテレビで流れない。

投稿日時 : 2023/01/05 17:30

「ドライ・ジャニュアリー:“大酒飲みは大抵認めたがらない”」
20 Minutes紙のウェブサイトより。

フランスの年末は、家族で過ごすクリスマスから大晦日のパーティーまで、パーティー(Fêtes:フェット)の時期だが、大晦日には朝までパーティーが続いた後は終わりで、2日からは普通に仕事が始まったりする。

そこで、ここ数年、そして今年特に話題になっているのが、「ドライ・ジャニュアリー」。フランス語ではJanvier sobre。日本語では「禁酒月間」とも言われているものだ。これは2013年にイギリスから始まり、ヨーロッパやアメリカでも始まっているもので、12月が終わった後、1月はお酒を断って、アルコール摂取の習慣を見直そうとうものだ。

ある世論調査によると、フランスでは今年、35%の人がこnチャレンジに取り組むと答えたという。ただ、フランスでもある「一年の抱負」的にそう答えているだけで、そういう意思はあるかもしれないが、実際はわからない。しかも、こうしたキャンペーンがあってもバーなどでは売上が減るわけではないという。

ちなみに、フランスの厚労省によるアルコール摂取の基準は、一週間に10杯。一日2杯、週に5日だという。もちろん、ビールなのか、ワインなのかで違うが、あくまでもわかりやすい基準だ。

しかし、専門家によれば、問題がありそうな人はこの基準の量はすぐに超えてしまう傾向にあるという。また、問題は量だけではなく、自分の意思で一定期間お酒を飲むことをやめることができるかどうかも重要だという。