お家芸と多様性

投稿日時 : 2021/08/05 17:45

「おっきな遊び時間」
8月4日付スポーツ紙L’Equipeの表紙。

日本からみたら、自国開催のお家芸の柔道で金メダルを逃したことは大きな失望であったろうが、フランスからみると、逆に、柔道の聖地で、日本を相手にした初の団体戦で金メダルを取ったことはかなりの喜びだった。

多様性が盛んに話題になった東京五輪ではあるが、始まってみればどこの国も自分の国が強い競技ばかりが注目されるばかり。日本とフランスで同じように見られているのは柔道くらいだろうか。

卓球やレスリングはフランスでは全く話題にならないように、日本では自転車トラック競技も(いまは)みられず、フェンシングも日本でも多少話題にはされるが、それこそ「お家芸」のフランスとはまた違う。

さらに、4日付けのフランスのスポーツ紙が表紙で取り上げたように、室内競技のハンドボール、バレーボール、そしてバスケットボールはフランスでは盛り上がっている。