記者会見は時代遅れのフォーマット。

投稿日時 : 2024/01/16 17:30

「エマニュエル・マクロンの記者会見:大統領たちがこの形式をやりたがらなくなっている理由」
20 Minutes紙のウェブサイトより。

フランス時間、今晩の20時過ぎに、マクロン大統領が記者会見を行う。

これはかなり特殊なことで、二回の任期中の7年で、3回目、しかもよるの20時過ぎ、つまり、夜のニュースが20時のフランスでは、夜のニュースで全体が取り上げられることはないのも、異例だという。

そもそも、これまで、他の大統領も、この「記者会見」というフォーマットは毛嫌いしていたといい、鋭い質問・いやな質問がありうるフランスのジャーナリストたちとの対峙は避けたいという。

コミュニケーション戦略に長けているとされるマクロン大統領でも、一方的な発言や、一対一でのジャーナリストとのインタビューは受け入れるが、複数・多数のジャーナリストを相手の記者会見は苦手なようだ。

また、この「記者会見」というフォーマット自体が、インターネットやソーシャルメディアがある現代ではもはや、時代遅れのフォーマットだという。国際会議や他国の首脳会談のあとなどは、「画になる」記者会見は、それなりのパフォーマンスとされるが、国内ジャーナリストとの記者会見は、リスクが多いという。

今晩の記者会見だが、もちろん、いくつか、大きく取り上げられるような発言もあるだろうが、基本的にはそこまで中身もないとする見方もあるようだ。