フランスの郵便局は小包の季節

投稿日時 : 2020/11/11 18:00

「ラ・ポスト(仏郵便公社)はノエル(クリスマス)の前に小包の数で記録を出しそう」
経済紙Les Echosのサイトより。

本日、フランスは第一次世界大戦の休戦記念日の休日。明日の夕方、政府からコンフィヌモンについての新しい発表があり、高校や中学も閉鎖されるなど、新たな対策が予想されている。

そしてやはりメディアでも取り上げ続けられているのが、「生活必需品」の販売のみに制限されているという経済状況。小売店組合が共同で、政府にアマゾンのブラック・フライデーを禁止するように要請したものの、国としては一民間企業の業務(自由)を侵害することはできないという。

そんななか、経済紙Les Echosなどが取り上げたのが、フランス郵便、ラ・ポストの取り扱い小包が、記録を更新し続け、昨年は3億6300万件だったものが、今年は4億5千万になるという話題。これはもちろん、春のコンフィヌモン、そして今回の、ノエル前のコンフィヌモンも大きく影響している。

日本と同様に、手紙・葉書は減少傾向にあるが、小包はとくにネットショッピングで大きく伸びているという。ただし、日本とは違って宅急便という民間の宅配業者がいないのがフランスだ。(日本のクロネコヤマトや日通もパリにあるが、あくまでも日本人、日本とのやりとりが対象だったり、FedexやUPSもあるが、一般の宅配とは別のサービスだ)ラ・ポストの一番の顧客はアマゾンなどのネットショップだという。

インターネット以前のフランスのラ・ポストといえば、局員がものを盗むなど、悪い評判もきかれたが、反民営化され、インターネットの時代に対応したサービスを展開するなどしており、こんかいのコンフィヌモンでもさらに業績を伸ばすようだ。