末端価格2億6千ユーロ

投稿日時 : 2019/11/12 18:00

「大西洋岸:コカイン763kgを発見、6市町村の浜辺が立ち入り禁止」
Le Parisien紙のサイトより

10月中旬以降、フランスの大西洋岸では、麻薬、コカインの包みが打ち上げられている。日曜日の夜の関係当局の発表によるとdすでに763kgに及ぶという。11月4日以降はかなりの量のコカインが漂着しており、特に多い自治体では、浜辺へのアクセスを禁止し始めている。

昨日は、ボルドー近くの海岸で、このコカインの包みを持っていた27歳の男性が麻薬所持で逮捕された。最高で禁固10年の罪だ。このコカインはかなり純度が高いもので、南アメリカのコカインの製造国(ボリビア、コロンビア、ペルー)からヨーロッパへ輸送される途中(小型飛行機あるいは船)で何らかの事故で海に流れたものと見られている。

というのもコカインは製造地からは純度が高い状態で輸送され、流通・販売地で他のものと混ぜるなどされるからで、今回発見されたコカインは、フランスあるいはヨーロッパでの流通用とみられ、フランスやヨーロッパでのコカインの流通が大きいことが裏付けれられたという。

ちなみに2017年11月にも大西洋岸で合計1トン以上ものコカインが押収されたことがあるが、このときはコロンビアからの空輸で、逮捕者23人にはフランス人、イタリア人、トルコ人などがいた。

フランスではそろそろノエル(クリスマス)の準備が始まり、長い夜はナイトライフも充実する。夏のバカンスシーズンと同様に、麻薬の需要も高まるシーズンなのだろうか。