21世紀のパリへ。

投稿日時 : 2019/07/01 18:30

France 2のニュースより。「大気汚染:パリ市内の新しい交通規則」

本日、7月1日は、さまざまな法律の施行や、公共料金の変更などがあるが、パリとパリ近郊では、環境に悪い自動車の通行が制限される。

これまでも段階的に古い自動車などから制限が始まっていた流れをくむものだが、今回は、自動車の排気ガス汚染レベルを示すCrit’Air(critère“基準”というフランス語とair“空気”というフランス語を掛け合わせた造語の指標)で4の車が対象だ。つまり、2006年以前に製造されたディーゼル車、1997年10月以前製造のガソリン車だ。対象車は、平日の昼間はパリ市内を走ることができない。平日20時〜08時または、週末、休日のみとなる。

指標5の車はさらに厳しい制限だ。パリ近郊に常時通行不可能。

対象となる車の数は270万台との試算もあり、これによって、23%の排気ガス減少も見込まれている。パリ市は2024年までに完全にディーゼル車の通行を禁止するという目標を掲げ、次のステップは2021-22年にCrit’Airの3の車が対象となる。そして、内燃機関(moteur thermique)の完全禁止は2030年を予定している。

フランスのCrit’Airの指標一覧。