フランス大統領は海外投資を集める。

投稿日時 : 2024/05/13 17:30

「150億ユーロの投資、マイクロソフトはそのうちの40億:チューズ・フランスは、マクロンにとって“すべての記録を更新する当たり年”」
Le Parisien紙のウェブサイトより。

すでに七回目となる、フランスの大統領が主導する海外投資サミット、Choose Franceが本日、歴史的なフランスの外交の城、ヴェルサイユ宮殿で開催される。

すでにこの週末もそこで発表される新規のフランス進出海外企業などが話題になっており、製薬関連や脱炭素関係の企業などの名が上がっていたが、AIなどのIT産業関連も発表されるといい、マイクロソフト社も40億ユーロ規模でフランスに投資するという。

マクロン大統領はもちろん、ご満悦で、この結果、フランス国内での求人や、関連産業なども活気づくとしている。ただし、細かな数字でみると、こうした新規産業で創出される雇用は、フランスの雇用全体からみれば微々たるモノであるばかりか、他のヨーロッパ諸国と比べても、多くないという。

そして、こうしたマクロ経済の話は景気がよさそうだが、足下の現実のフランス経済はそこまで景気がよい話はなく、一般のフランス国民からすれば実感がないのが現実だという。