文化、映画と政治。

投稿日時 : 2025/03/03 17:30

セザール賞の開会式。

毎年開催されているフランスの映画賞、セザール賞。今年で50回目を迎えた。
開会を宣言したのは、御年81歳のフランスが誇る大女優、カトリーヌ・ドゥヌーブ。

フランス時間金曜日の夜に行われたが、奇しくも、アメリカではトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談があったタイミングで、世界中ではその話題ばかりだった。

そこで、カトリーヌ・ドゥヌーブは、旨にウクライナの国旗のピンバッジをつけて登場しただけではなく、開会を宣言するときに、「ウクライナに捧げる」とウクライナ支援を宣言した。

その後も、様々な受賞者たちも、政治的な発言をした。

このような文化イベントで政治的な発言があるのはフランスでは特別な事ではなく、その時代の状況によって、政府の文化支援への不満を表明したり、業界の労働環境やパワハラ・セクハラなどについてなど、政治や社会問題についての言及がされることが多い。