フランス政府は大学生支援もインフレを考慮

投稿日時 : 2022/07/11 17:30

「学生:1ユーロのランチの延長と奨学金を4%増額」
カトリック系新聞、La Croix紙のウェブサイトより。

7月7日、新政府が発表したのは9月からの新年度の学生支援について。

2021年、マクロン大統領が指揮をして、コロナ禍で生活が厳しくなっていた学生のために、学食での食事を1ユーロにすることになり、それが続いていたが、9月からの新年度もそれを継続するという。

フランスではすでに第七波といわれているが、実際にはいまのとこは生活にはほとんど制限はなく、普通の日常が続いているが、ウクライナ情勢などにもよるインフレの影響もあり、奨学金を受ける学生や、貧困家庭などに考慮した政策は続けるという。

また、インフレを考慮して、様々な公的支援金の増額がすでに始まっていたが、奨学金についても、来年度分は、4%の増額がされるという。

フランスの学生の総数は270万人ほどだが、今回の学生支援策の恩恵を受ける学生は実にその半数以上の150万人程度だという。

夏休み期間にはいったフランスで話題にされはじめているのが、大学生だけではなく、小中高の生徒たちの現状や新年度の話題だ。大学生では、コロナ禍の影響で精神的に参っている学生が多いという調査や、新年度に向けて生活が厳しい家庭の子どもたちへの支援など。