パリでは自転車が渋滞

投稿日時 : 2020/09/24 18:00

「パリ:移動時間の上昇、速度は減少…、自転車専用レーンは、“混み混み”」
Le Parisien紙のサイトより。

現在、旅行博などの展示会が行われるパリのPorte de Versaillesの展示会場では、現在、第2回目の自転車の展示会(Salon du Vélo)が開催されている。そんな中でLe Parisien紙が取り上げたのが、パリ市内の自転車専用レーンの渋滞の話題だ。

パリでは、年に何度も繰り返されるストライキや、近年の環境問題意識の高まり、公共交通網の不便さ、慢性的な渋滞などなど、様々な都市問題の解決策、というよりは新しいライフスタイルとして自転車の利用が増えてきている。昨年度からはパリ市は、自転車専用レーンの拡大を始めたが、9月からの新年度、そしてCovid-19の影響による市民生活の制限がとかれてきて、パリ市では自転車が時間によっては飽和状態になっているという。

時間や地区によっては、自転車専用レーンで渋滞が起きるほどになっているという。バスや地下鉄などで「密」になる空間を避けていることももちろんその理由だ。そして、今年のパリ市内の自転車事故件数は、すでに30%の増加だという。

パリ市は年内にもパリの自転車専用レーンなどの整備案の第二弾を提案するとしている。