皮肉屋のフランスもポジティブ

投稿日時 : 2020/12/28 18:00

「話題にされなかった2020年の良いニュースを五つ」
地方紙 L’Unionのサイトより。

なんとかノエル(クリスマス)を終えたが、今週それ以降の感染状況の結果が分かるといい、大惨事コンフィヌモンもちらつくなか年末を迎えるフランス。

日本のように、「年納め」という風潮はないが、それでもフランスの様々なメディアでは、今年はとくに「良いニュース」のまとめが目立つ。それぞれのメディアでその数も、5だったり、10だったり、20だったり。そのリストも同じようなものではなく、いろいろな「良いニュース」があった2020年だった。

地方紙L’Unionは五つのニュースをあげている。
1)父親の育休期間が二倍になった。フランスでは2002年から父親の育休がはじまったが、14日間だった。これが28日となり、2021年6月から適用される。

2)エイズ患者が、脊髄移植をすることなく完治した。

3)スコットランドで女性の生理用品が無料になった。

4)フランスでは移動サーカスで野生動物を使うことが段階的に禁止される。

5)3000年前にオーストラリア本土で絶滅したタスマニアデビルが、本土に再上陸された。

ほかのメディアではフランスでの大気汚染の改善や、アフリカで絶滅が心配されていたゾウの出生数が激増していることなどをあげている。

また、年末という感覚がないフランスでは、内閣も多少バカンスモードであるものの、この緊急時に対応中で、明日には新しい緊急会合が開かれ、今後の感染症対策について話合いがされるという。