フランスは4回目のワクチン接種を始めている。

投稿日時 : 2022/03/16 17:30

「Covid-19:4回目のワクチン、政府が80歳以上を対象にした理由」
キリスト教系紙La Croixのウェブサイトより。

マスクの着用義務がなくなったフランスでは、4回目のワクチン接種も始まっている。とりあえずの対象は、80歳以上の高齢者と、免疫不全がある人で、三度目の追加接種から3ヶ月以上経っている人だという。

これは、この年代の人が一番感染症の被害を受けやすく、ワクチン接種率も低いためだという。対象となる国民の数は4百万人以上という。今後、他の世代へも四度目のワクチン接種は拡大されるだろう。

フランスでは数日前から微妙に感染再拡大の兆候が南仏などで見られつつあるものの、経済・社会生活の活性化を優先し、医療体制がそれほど逼迫していなく、逼迫する傾向もないことから、最低限の感染症対策・制限になっているようだ。

皮肉的な解説者などは、大統領選挙が終わるまでの「休戦状態」で、現大統領のマクロン氏が国民の好感度をさらに確実にしているという見方もあり、選挙が終わればまたマスクの着用義務やワクチンパスが再稼働されるのではという意見もある。