ストライキもデモもまだまだ続きそう

投稿日時 : 2023/04/13 17:45

「中継:マクロンに応えるビネ:“年金制度改革の撤回について話すのでなければ、我々は他にやることがある”」
Libération紙のウェブサイトより。

本日、4月13日木曜日は、フランス全土ですでに12回目となる年金制度改革反対のデモとストライキが始まっている。パリ周辺の交通はそれほどの混乱はないとされているが、労働組合などが中心となっている反対運動はまったく収まる気配はない。

労働組合CGTのリーダーになったソフィー・ビネ氏は、早速、メディアなどで発言が取り上げられ、労働組合の顔として役割を果たしている。明日、憲法審議会が年金制度改革法案が憲法的に問題がないかの評価をすることになっており、それをふまえて、マクロン大統領はボルヌ首相の内閣などと会合をもうけることになっている。その後、マクロン大統領は、労働組合の代表とも話し合うと、対話の姿勢を見せた。

これに対して、CGTの新代表のビネ氏は、あくまでも年金制度改革法案の撤回が絶対条件で、先日の首相との会談も物別れに終わったように、大統領からの呼びかけにも、強気の姿勢でメディアに応えている。

明日以降、さらに運動が大きくなる可能性があり、日常生活では、またもやゴミ収集関連のストライキが大きな影響を与えそうだ。