11月はやはり厳しい月になった

投稿日時 : 2020/10/29 18:00

昨晩のマクロン大統領の発表で、フランスは今晩から全土で「ルコンフィヌモン」(再自宅隔離、再外出禁止)となった。

春のコンフィヌモンとの大きな違いの一つは、学校は閉鎖されないことだ。「子どもたちの教育は妨げない」という方針と、もちろん感染症専門家の意見もふまえた決断で、かつて逆に学校だけ閉鎖した日本とは真逆の対応となった。

ただし、人が集まる文化施設は全て閉鎖の対象となり、先日、追加援助が発表されたにもかからわず、そしてここ数日は新作の話題が多かった映画界はおおきなショックを受けている。小さな劇場はもちろん、大きな配給会社、そしてカンヌ映画祭も影響を受けており、カンヌ映画祭は、5月ではなく、夏に開催することを模索しているというが、これも今後のCovid-19の感染拡大次第。

フランスでは年内の大きなイベントはすでに中止や延期。春のイベントも次第に延期が発表されはじめている。フランスでは一大イベントだった2月の農業見本市はすでに延期がきまったが、日本も関係するイベントでいうと、3月の国際旅行博や7月のジャパンエキスポも正式発表はまだだが、かなり厳しいと予想される。

明日から始まる4週間のコンフィヌモンで、映画館、劇場、美術館、生活必需品以外の店舗はすべて閉鎖だが、12月1日に再開される保証はなにもなく、感染症の状況次第では延長されることになっており、再開も地域毎や業種毎の再開も予想される。