日本人と英語 byフランス人

投稿日時 : 2019/11/06 18:15

「日本が“ロスト・イン・トランスレーション”な時(意訳;英語で道を見失う時)」
経済紙Les Echosのサイトより。


日本での英語の話題と言えば、先日急にそれまで予告されていた新しい大学入試の民間の英語試験の導入を延期したこと、新しい天皇・皇后や皇族が通訳無しで海外の来賓と歓談していたニュースがあった。

フランスでは、数日前から、マクロン大統領の中国訪問にあわせて、中国関連の話題がいろいろと取り上げられているが、その一環で経済紙が取り上げたのがこの話題。

この記事によると、日本の英語レベルは低下し続けており、発展途上国並のレベルだという。かえって、中国の英語レベルは上昇を続け、フランスやイタリアに並ぶほどだという。(マクロン大統領も英語ではほとんど通訳無しで国際会議や首脳会談をしている。)記事の写真のキャプションでは、「いまのところ、安倍首相は、学校教育プログラム、特に外国語教育を改革する勇気はない」としている。

日本人から見ると、よく、「フランス人は英語をしゃべらない」と言われるが、こうしたフランスの経済紙(日本で言うと日経新聞)を読んでいるフランスのビジネスマンには、日本人の英語レベルは発展途上国並と思われているということだろう。