冬きたる、になるか。

投稿日時 : 2022/10/14 17:30

先が読めない連続ドラマ、2022年秋のフランスの社会運動。一部の製油所の労働組合は経営側との妥協案に合意という報道も出てきたが、逆に、複数の労働組合と、複数の若者の組合は、来週の火曜日、10月18日に、産業を超えたストライキ(grève interprofessionnelle)を呼びかけた。

すでに、製油所から、すべてのエネルギー産業への呼びかけは始まっていたが、社旗運動の常連でもある交通系にも波及し、さらには学生組合や、高校生組合も参加を表明している。

Covid-19以前のジレ・ジョーヌ運動ほどになる可能性はまだないようだが、今後はどうなるかわからない。政府の年金改革案や、ウクライナ情勢など、なんらかのきっかけでフランス国民の日常の不満がまとまって爆発する可能性がなくはない。まだゼネスト(grève générale)という言葉はほとんど使われていないが、遠くない感じもする。

フランスも来週は季節外れの暖かさというが、冬はもう遠くない。