プライムタイムに政治家が生討論

投稿日時 : 2019/05/23 19:00

France Infoのサイトより。「動画。ヨーロッパ議員選挙:二回の討論で、見逃してはいけない9つの場面」

日曜日の投票を前に、昨日、22日(水)の夜、国営放送France 2は、15の政党の代表を集め(34の政党がいるが、この番組の参加を表明したのが15)、2回にわけてライブ討論を開いた。

これは大きな選挙があるときには毎回行われるテレビ討論。党によって、党首がでてきたり、今回のヨーロッパ議員選挙の代表者だったりした。上記画像で時間が表示されているのは、発言時間で、公平に発言時間をカウントしている。

こ日本では公の場以外でも政治家の失言がとりあげられるなどしているが、このフランスの討論は、夜のプライムタイムに3時間近く生放送で、罵り合いなども含め、かなり熱を帯びた討論になる。

月曜日には、民間のニュース専門チャンネルLCIがやはり夜のプライムタイムに同様のライブ討論を行った。

これだけテレビでも取り上げられていて、盛り上がっているようだが、今朝発表された視聴率は芳しくなかった。

視聴率調査機関、Médiamétrieによると、昨日のFrance 2の番組は、9.5%の視聴率(145万人の視聴者:日本とは視聴率の測り方などは違う)で、同時間に放映されていたTF1での「グレイズ・アナトミー」の最新エピソードは、351万人の視聴者、さらにはFrance 3で放映されていた旅紀行番組(5月も後半でフランス人はそろそろ夏のバカンスの計画を始める時期)も239万人の視聴者を集めたという。

これは明らかに、今回のヨーロッパ議員選挙への関心の薄さを表していると各メディアは分析している。