フランスは本日からゴールデンウィーク

投稿日時 : 2020/05/21 17:30

「コロナウイルス:パリでは、警察がアンヴァリッド前の広場に溢れかえる人びとを撤収させる」
仏版ハフポストのウェブサイトより。

デコンフィヌモン(隔離解除)当日、パリのサンマルタン運河沿いにたむろしたパリ市民たちだが、昨日、初夏の雰囲気の夕方、パリ市民が集まったのは、左岸のアンヴァリッド広場。

パリは「レッドゾーン」であるが、外出にはもう自己申告書をもたなくても、「自由に」外出できる。カフェやレストラン、ビストロなどはまだ閉鎖されており、パリ市が管理する公園も閉まっている。二ヶ月近くの「強制ヒキコモリ」状態のあと、見えないウイルスの脅威だけでは、パリ市民をとめられないようで、公園ではないこうした広場に人びとが集まっている。こうして外に出ているのは、若者が大半だ。

公共の場でアルコールを飲むことは禁止されているので、ビールなどをもっていると警察に注意、あるいは罰金となるが、警察は、「ソーシャルディスタンス」を守るようにと警告するのみ。

二ヶ月前、花見の季節の日本を思わせるような風景だ。

フランスは本日から4連休、しかも居住地から100km以内の移動のみとの制限がある(それでも自己申告の理由が認められれば可能)ものの、デコンフィヌモン(隔離解除)から初めての連休、そしてこのよい気候。さながら日本の5月のゴールデンウィークだ。政府などは人びとが移動したり外に出て感染が再び増えるのを懸念している。

来週になれば、6月以降、カフェやレストランをどうするか、そして延期になっている市町村議員選挙の2回目の投票についても判断がされることになっているが、それもこの週末のフランス人の行動にもよるだろう。