フランスの高校の75%の教室にはCO2測定器がある。

投稿日時 : 2022/02/07 17:30

「Covid-19:“不可欠”、“不充分”、使いにくい……CO2測定器を使う先生たちの証言」
国営ラジオ局France Infoのウェブサイトより。

明日、フランスの教育大臣と教員組合などが会合をもうけ、学校での感染症対策の緩和について話あうという。

教育省によると、現在、一学年あたり二クラス以上ある小学校の3分の1では、CO2検知器が配置されているという。中学では40%、高校では75%だという。1月初めに、教育大臣はまだこの設備は不充分だと発言し、政府からも2000万ユーロの補助金があったが、まだ進んではいないという。

さらに、現場の声を聞くと、この設備の有効性については様々な意見があるという。換気が必要になるまでの時間も、クラスによっては15分だったり、1時間以上だったり。また、冬場では完全に換気すると寒くなってしまって、肝心の勉強に支障がでるという。

そしてもちろん、感染症対策としても、ほとんど無意味だという意見もあれば、これがあったおかげで濃厚接触者での感染が抑えられているという声もあるという。

順調にいけばフランスは来週からさらにコロナ以前の日常に近くなる。次はワクチンパスをどのくらい緩和できるかだろうか。