隠れパーティー

投稿日時 : 2020/12/21 18:00

「コロナウイルス:パリの違法パーティーで四人が事情徴収」
20 Minutes紙のサイトより。

コンフィヌモン(自宅隔離)が終わったものの、フランスは全国で外出制限。さらに、イギリスでのCovid-19の変異種の驚異でイギリスとの行き来を緊急停止、一日の感染者数も一万を切ることがないままノエル(クリスマス)まで4日。

12月に入ってからしばし話題になっているのが違法パーティー(Fêtes / soicrées clandestines)だ。SNSなどを使って隠語をつかって場所などがやりとりされ、数百人規模の若者達があつまり、もちろん感染症対策などはなく、パーティーをするというものだ。パリや、パリ郊外、南仏など、さまざまな場所で開催されており、警察も警戒し、すでに大きなパーティーが検挙されたニュースは報道されているが、報道されていないながらも検挙されているもの、さらには検挙されないものもあるとされる。

レストランやバー、ディスコやナイトクラブも営業されていないなか、こうした「非合法」(clandestin)な活動は、パーティーだけではなく、「闇レストラン」や「闇バー」などもあるという。

20 Minutes紙が取り上げたのは、首相官邸のすぐそばで開催されたパーティーで、大きなアパートで100名近くがあつまり、インスタグラムで参加者を募集しており、入場料は一人100ユーロ、4人セットがウォッカ付きで600ユーロだったという。取り調べを受けているのが、この開催者で、DJを雇い、セキュリティも手配し、この場所を借りたり、飲み物を手配したりと、本格的なパーティーの開催と同じ形式だったという。

このようなパーティーなどの違法活動は、年末に向けてはもちろん、レストランやバー、クラブなどが営業制限を受けている限りは続くとされている。