フランスの大統領はサッカーの試合にほぼフル出場

投稿日時 : 2021/10/15 17:30

「サッカー。エマニュエル・マクロンのペナルティーキック、7得点。混合フランス・クラブの勝利を再現」
地方紙Ouest Franceのウェブサイトより。

昨日の木曜日、マクロン大統領は、病院基金のチャリティーで、サッカーの試合に選手として参加した。背番号3をつけて、ミッドフィルダーで参加した大統領、序盤では早速ペナルティーキックを蹴って、同点のゴールを決めた。その後は4点目のゴールにも参加し、試合終了15分前までしっかりとプレイした。

チャリティーの対象となった病院基金(Fondation des Hôpitaux)は、大統領夫人が理事をつとめる機関で、混合フランス・クラブというチームは、引退したフランスのサッカー選手に政治家などが混じったチームだ。

大統領は先日、小型原子炉の開発を含めた2030年に向けた経済政策を発表したばかりで、この日には、2024年のパリオリンピックに向けて、2億ユーロ規模の予算(うち1億ユーロは2022年)をスポーツ振興にあてると発表した。

もちろん、全力でサッカーをする大統領は絵になるので、フランスのメディアでもそれなりに取り上げられているが、もちろん、これも大統領選挙などを見据えた広報戦略という見方もあったり、こうしたメディア戦略に加担しないというつもりか、大きく取り上げないメディアもあった。