イギリス経由のインド変異株に備えるフランス

投稿日時 : 2021/05/31 17:30

「インド変異株:その進行はフランスでどう監視されているか」
Le Parisien紙のサイトより。

日本では重症者数が1000人を超えているだけで、一部の地域では医療体制の逼迫が語られ、非常事態宣言に振り回されている。かえって、フランスでは、重症者数が3000人を数ヶ月ぶりにきり、これは政府の目標とする数字で、医療体制も余裕がでてきたという。

フランスは本日から正式に18歳以上の全ての人がワクチン接種を受けることができるようになり、改善傾向は続く。

それでも。

それでもフランスが恐れているのが、インド変異株。インドからの直接の人の流入によるリスクは数週間も前に制限しているが、ここへ来て問題となっているのが、インド系移民などが多く、感染状況が急激に悪化しているとされるイギリスからの流入だ。そこで、イギリスとの行き来も厳しく、日本で言うところの「水際対策」を強めるという。現在は、インドやブラジルやアルゼンチン、トルコなど16カ国に対して、フランスに入国の際は7日間の隔離期間を求めているが、イギリスからの入国も同様になるという。