あと5日!

投稿日時 : 2020/05/06 17:30

「自宅隔離:フランス人は平均2.5キロ太った」
Le Parisienn紙のサイトより。


3月17日から始まり、5月11日で原則解除されるフランスでの自宅隔離(Confinement:コンフィヌモン)だが、Le Parisien紙の発表によると、フランス人は平均で2.5キロ太ったという。

当然の結果といえばそうであるが、以外とそこまでは太ってはいないとも言える。一つ上のサイズにいく基準が5kgということなので、なんとかお腹をひっこめればまだ大丈夫なくらいだ。

さらに細かな調査結果によると、特に太ったのが、パリ市の女性と、地方の男性、さらに家族が多い方が太る傾向にあるという。太った原因の一つが、フランス人が好きな「アペロ」タイムで、夕方などのちょっと一杯をオンラインでやるというもの。大人はビールやカクテルなどだが、子どもたちもポテトチップスやサラミなどのカロリーが高いおつまみを大人と一緒におやつとして食べる。

ところが、29%のフランス人は逆に痩せたという結果も出ているという。

日本では「新しい生活様式」というネーミングで、「その後」の生活の提案が漠然とされているが、フランス、特にパリなどの都市部では自転車の利用をはじめとした環境問題対策として提案されていた政策や運動が一気に加速するような傾向がみられている。

7月に選挙を控えた東京都の知事は毎日メディアにでているものの「その後」の東京についての具体的な話はしていないが、第二次投票が中断されている現パリ市長は、「その後」の生活について、学校はもちろん、公共交通を含めたパリ市とパリ近郊の交通網について、特に自転車用レーンの拡充などについて動き出している。そして5月11日から実際にフランスでは「その後」の世界が始まる。

「自粛」中の東京ではいまだに駅から大量のサラリーマンが出てきているが、「その後」のパリではきっと明らかに自転車などが多くなるだろう。

こうして外に出始めると、フランス人はやはり太った分くらいは痩せるのだろうか。